おぼえがき
[佐野俊英が、あなたの専用原画マンになります]で遊んでみましたよ
予約して買ったエロゲにゃロクな事がないジンクスをモノの見事に踏襲してくださいましたですよ、ええ。
最近は自分も手習い中なのでこういう書き方は天にツバするようなものなのですが、
サルシーン目当てでプレイしても見るところありません。
後述しますが、音声に猿轡されてるようなものが無いんだもん。
何で素材にボールギャグが含まれてるのかが大疑問でありますが、
まあいかに猿轡というものがエロ産業において軽視されているかの良い見本と言えるのではないでしょうか。
そんなもん望んだ事がありませんが、ホントにこのジャンルってマイノリティなのね。
ちょっと待ってね、涙をふくから。
はい、では本筋に入りましょう。
ただダメダメだったのなら…あ、このサイトで殊更断るようなことでもないのかも知れませんが、
万が一関係者の方が見られて不快になられたら困りますので書いておきますけど、
普通の性癖の人に対しては素晴らしい出来だと思いますですよ。
上記した事が全てなら「猿轡シーンあれこれ」で自己評価星1個で、そのまんまの感想を書いておけば済む話。
良い点含めて、遊んでみてスゲーッと思ったところなど勝手ながらに紹介させていただきます所存であります。
まずこのゲームの売りと言いますか、趣旨というのが
『用意された素材を使って、自分好みのエロシーンひいてはエロゲームを作ろう！』
というもので、その内包容量たるやフルインストールに8.7ＧＢ以上ＨＤＤ空けとけよ
という ワーオ（―□―； なもので。
インストールにやけに時間かかった上に、ウチのくたびれたＰＣでは荷が重いらしくて１回ミスったさ（――；
音声素材のフォルダが2ＧＢ、ＣＧ素材のフォルダが5ＧＢ近くもありまして。
ＣＧは背景、立ち絵、イベント絵、小物、等々、素材集として見るとまことに秀逸。
エロ関係に特化した素材なんて中々ありませんしね。
その上、素材の使用に関しては商用利用まで完全に許可されているので素材集としての価値はかなり高いかと。
起動しますと、「ゲームを作る」と「サンプルをやってみる」みたいなのが現れますが、
書きましたとおり、僕のムスコがピクリとでも反応するようなものは１個もなかったです。
ボールギャグをされてるシーンはありますが、もともと音声が無えんだもんよ。
いわゆる「絵だけに猿轡」現象。それも確信犯ですわな。
サンプルゲームを捨てると1ＧＢほど空きました。起動にも問題ないので僕みたいな人は削除推奨。
で、ツ○ールな部分はこんな感じ。
「ＣＧを作る」を選ぶと編集画面に移動、サブウインドウにガーっと素材のサムネイルが表示されます。
まず凄えな！と思ったのはそのサムネイル画像の表示速度。
特にイベント絵とかだとかなりの量があるので、一瞬で表示とはいきませんが、
一度読み込んでしまえば、スクロールした時にストレスなく閲覧することが可能です。
次に凄えな！ってなったのが画像の編集のお手軽さ、でもってこっちも軽い。
全ての画像が、右クリックで回転、ホイールで拡大/縮小できます。それもかなりスムーズ。
反転もワンタッチ。自由変形とかもできるらしい（これは使ってません、よく分かんなくて）
画像は選んだ順番に手前に置かれていきます。
別の絵を重ねてみるとこんな感じ。
ちょっと不親切だなと思ったのが『素材の追加もできます』とあるのに
追加の仕方をどこにも書いてくれてない辺りでしょうか。僕が見落としてるだけ？
まあ簡単。
ＣＧ→Ｐａｒｔｓ→9＿ＵＳＥＲ に放りこむだけです。
元々用意してくれてる画像はＢＭＰですが、ＪＰＧも読み込んでくれました。
他の形式は試してません。
でもって凄え！その三が透過色の設定。
↑こんな感じに、透明にしたい部分を単色で塗り潰して、
色の部分だけの画像を別に作って同フォルダ内のmaskっていうフォルダに放りこむだけ。
細かいルールは分からないので元素材に倣って画像名の後に「-ｍ」とつけた名前にしました。
この場合だと左が nade_01.jpg 右のが nade_01-m.jpg です。
すげえ簡単。ちょっと感動を覚えてしまった僕は物を知らなさ過ぎるんでしょうかね。やぁね。
もちろん取り込んだ画像も自由にカスタマイズ可能です。
お汁増量。描き方勉強になるわぁ
メガネをかけたり猫耳にしたりオッパイ揉んだり大根に乳首生やしたりやりたい放題できます。
ここではせっかくなので自分の描いた絵を使ってますが、タイトルにあるように
佐野俊英さん（？）の描かれた美麗なＣＧにあれやこれやできるのですから、まー楽しいです。
コラージュし放題ってことですよ？公式の許可のもと。
音声がアレなのが本当に惜しい。
総音声数5000以上！とパッケージに書かれているので、多分全部はチェックできてないのですが。
少なくとも「う」「ん」「ン」のとこにはサルボイスに聞こえるようなの…１個あったっけな。
そんなもんでした。そもそも「さるぐつわ」「サルグツワ」「猿轡」も無かったですもんよ。
でもまあ音声も、wavファイルをフォルダに放り込むだけで追加できるようですが。
音声を揃えるのが一番ネックなところになると思われるので、
普段ゲームを作ったりしない人にもお手軽に、というコンセプトの上で、かつ
サルシーンが好きな方が充分に楽しもうと思うと、工夫、努力が必要なところでそこが残念といえば残念。
絵と音声ばかりいじってて、まだシーン制作はやってないのでそこは何とも言えませんが、
出来上がったものはＥＸＥファイルで配布が可能だということなので、しばらくはこれを弄ってみようかと思っております。
かように、コレ１つでゲーム制作を完了させるのは難しいと言わざるをえませんが、
他のアプリケーションと併用して、ゲーム制作ツールの１つとして見た場合に
ちょっと凄い出来なんじゃなかろうかと思った次第でありますですよ。
使用に慣れてきたらまた、もう一回覚え書きしてみたいと思います。
あとりえ八福庵は「佐野俊英が、あなたの専用原画マンになります」を応援致しますですよ。
…ってお前はち○何歳だ！？
S/N:GJ0124436